【完全ガイド】ウェビナー集客メールの基本と7つの成功テクニック

BtoBマーケティングに取り組まれる中で「ウェビナーを開催したけれど、思ったより人が集まらない…」と悩んでいないでしょうか。実は、集客成功のカギを握るのは「メール」です。

本記事では、300回以上のウェビナー登壇・50社以上の支援経験を持つ専門家の知見をもとに「ウェビナー集客メールの基本と成果を上げる7つのコツ」を徹底解説します。

なお、本記事の内容は下記の動画でも解説しております。併せてご活用ください。

目次

ウェビナー集客が難しい理由とは?

SNS広告やLP改善に力を入れても、依然として集客の大半はメール経由で発生しています(弊社調べ)。メールは依然として最も効率の高いチャネルですが、多くの企業では次のような課題を抱えています。

  • メール配信の設計が曖昧
  • タイトル(件名)が刺さらない
  • CTA(行動ボタン)の配置が悪い

結果として、どれだけ良い企画を作ってもメールボックス内で埋もれてしまうという課題があります。

集客メール前に整えるべき4つの準備物

ウェビナー告知を成功させるために必要な4つの要素は以下です。

項目内容目的・効果補足ポイント
① 申し込みページ(ランディングページ)申込フォームのURLを整備し、スマホでもストレスなく入力・送信できるようにする。入力項目は必要最小限にする。離脱率を下げ、申し込み完了率を高める。モバイル最適化+CVボタン位置を確認。
② バナー・サムネイル画像視覚的に印象を残すための主要要素。メール上部(ファーストビュー)やLPヘッダーにも使用可能。開封直後に内容・テーマを一目で伝える。「日時」「テーマ」「登壇者」など、要素を絞る。
③ メール配信ツール(またはMAツール)HTML形式のメール配信が可能で、開封率・クリック率をトラッキングできるツールを選ぶ。効果測定と改善PDCAを回しやすくする。MA導入済みならフォーム連携・スコア設定も確認。
④ 送信先リスト(500件程度でOK)営業メンバーの名刺情報を集約し、ハウスリストを整える。数百件規模でも十分効果あり。自社資産を活用し、初期段階でも安定した母集団を確保する。外部リスト購入より、自社名刺ベースが信頼度高。

基本編:ウェビナー集客メールの3つの鉄則

ウェビナー集客メールの基本は「短く・早く・一貫して伝える」ことです。開封率・クリック率を最大化するための鉄則を解説します。

① タイトルは20〜30文字以内で、前半15文字に勝負をかける

人は約7秒以内に読むかどうかを判断します。スマホ閲覧が主流の今、13〜17文字程度が最も視認性が高いサイズです。

例:
「ウェビナー担当者必見!BtoBウェビナー集客の秘訣」→×
「〈〇〇様宛〉BtoBウェビナー集客の秘訣」→◯

同じ語句を繰り返さず、タイトルの前半で「誰に」「何を伝えるか」を明確にしましょう。またタイトルを作る時に同じ文字が使われていないかどうか注意するようにしましょう。

② ファーストビューにCTAボタンを設置する

平均閲覧時間が7秒以下と言われるメールでは、スクロールしなくても行動できる構成が理想です。

メールの上部(開封直後の画面内)にCTAボタンを設置しましょう。原則として「1メール=1CTA」が最も高いクリック率を生みます。

複数のリンクを入れると、読者が「どこを押せばいいか」迷ってしまうためです。CTAボタンの文言は「今すぐ登録」「無料で参加」など、行動を具体的に促す言葉を使いましょう。

③ タイトルと本文の一貫性を保つ

メール開封後、タイトルで期待した内容が本文に書かれていないと、離脱率が急増します。読者は「思っていた内容と違う」と感じた瞬間にメールを閉じます。

タイトルの訴求と本文のメッセージを一致させることが、CTRを高めるためには必要不可欠です。「タイトル=メールの要約」と捉えると、一貫性を維持しやすくなります。

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開封率・申込数を伸ばす7つのポイント

基本を押さえたうえで、成果をさらに伸ばす7つのポイントを解説します。いずれも、明日から自社のメールにすぐ取り入れられる実践的な内容です。

① タイトルに「ウェビナー」を入れない

「ZOOM疲れ」ならぬ「ウェビナー疲れ」が広がる中、タイトルに“ウェビナー”という言葉を入れると開封率が下がる傾向があります。

代わりに「無料オンライン講座」「実践セミナー」などの言い換えを検討しましょう。ただし、初めて接点を持つ層には「ウェビナー」を明記した方がわかりやすい場合もあります。

自社の開催頻度やリスト特性に合わせて、タイトル表現を柔軟に使い分けることが大切です。

② ファーストビューに「バナー+ボタン」を併用

弊社のテストでは、ボタン単体よりも「バナー+ボタン」併用の方がクリック率が高い結果となりました。バナーは視線を止め、ボタンは行動を促します。

もしバナーを設置する場合は、バナー画像自体にもリンクを設定することが重要です。バナーのデザインには、申込期限や日時などの「行動を促す要素」を含めましょう。

③ 申し込みページの内容をそのままメールに活用する

ウェビナーのランディングページを、そのままメール本文としてHTML形式に落とし込む方法です。内容とデザインの一貫性を保つことで、申込ページ遷移時の違和感をなくすことができます。

出所:年間約1.1万人集客・満足度97%!シャノンが語る、ウェビナー改善ノウハウ5選

まずは他社の成功例を参考に、自社のテンプレートにも応用してみましょう。

④ 「〇〇株式会社 〇〇様」を外す

従来のビジネスメールでは、冒頭に「〇〇株式会社 〇〇様」といった宛名を入れるのが一般的でした。しかし、ウェビナーメールの本文においては宛名は必ずしも必要ではありません。

  • 文字数を少なくしたい
  • 名前ミスを防止する

上記のような背景から、宛名を省略する企業も増加しています。

⑤ 未開封者にタイトルと時間を変えて再送

一度配信したメールを、未開封者だけにタイトルと配信時間を変えて再送することで、開封率やクリック率を改善できるケースがあります。

再送が有効な理由は、主に次の2点です。

理由内容対応策・ポイント
① メールが埋もれていた(見逃し)朝や昼に配信したメールは、他の通知に埋もれて見逃されることが多い。配信時間をずらして、夕方や翌日昼など“新しいタイミング”で再送する。
② タイトルが刺さらなかった(興味不足)内容には興味があっても、最初のタイトルが響かなかっただけの可能性がある。タイトルを変え、別の角度から関心を喚起する。トーンや緊急性を調整するのが効果的。

実際に、弊社でも未開封者への再送によって明確な反応を得られました。

ただし、開封済みの読者への再送は避けましょう。同じ内容を何度も送ると「しつこい」と感じられる可能性があります。配信ツールの設定で、未開封者のみを抽出して再送するのがポイントです。

⑥ 当日メールを送る

ウェビナー当日のメール配信も非常に効果的です。あるウェビナーでは、全体集客の約3分の1が当日メール経由だったケースもありました。

理由はシンプルで、次のような方が一定数いるためです。

  • 「メールは開封したが申し込みを忘れていた」
  • 「当日になって予定が空いた」

タイトルは「【本日14時】〇〇(ウェビナー名)」など、緊急性のあるものが効果的です。他社の配信例も定期的にチェックしておくと、反応率改善のヒントになります。

⑦ ノウハウ型集客メールを活用

読み物として価値ある情報を提供し、最後にウェビナーの案内を挿入する形式です。「学び」と「誘導」を自然につなげられるため、解除率を抑えながら申込を獲得できるのが特徴です。

一方で、CTA(行動ボタン)がメールの下部に配置されることが多いため、クリック率や申込率はやや低下する傾向があります。そのため、ノウハウ型集客メールは複数回メールを配信している企業や、リード育成を目的とした施策として特に有効です。

成功パターンのポイントは次の3つです。

  • 本文中でも“ためになる情報”を伝え、その詳細をウェビナーで解説する構成
  • 本文で図表やイラストを使って、読者を飽きさせない
  • 本文内の遷移リンクは1つに絞る(離脱防止)

まとめ

ウェビナー集客メールの成果は、小さな改善の積み重ねで大きく変わります。まずは次の3つから始めてみてください。

  • タイトルは20〜30文字以内で、前半15文字に勝負をかける
  • ファーストビューにCTAボタンを設置
  • タイトルと本文の一貫性を保つ

1つひとつを丁寧に検証しながら、成果の出るウェビナー運用を構築していきましょう。

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