2025年2月に調査した「ウェビナーにおける実態調査」データでは、Zoomは77.4%のユーザーに活用されており、ウェビナープランの選択が成果に大きく影響します。本記事では、各プランの特徴と活用用途を明確に解説します。
Zoomのウェビナー系プランは、目的や配信規模に応じて「Zoom Webinar」「Zoom Sessions」「Zoom Events」の3種類が選べます。
本記事を読み、機能・価格を比較しながら、どのプランが最適かの判断にお役立てください。
【出典】株式会社ネクプロ「ウェビナーは単なるリード獲得手段を超え、商談化・受注に結びつける戦略的なチャネルへと進化|ネクプロ「ウェビナーに関する調査結果」を公開」
8月18日より、Zoom SessionsはZoom Webinarsプラスに名称が変更されます。今回の名称変更は、ウェビナーやイベントの機能の拡張により、効果的なバーチャル体験の提供をサポートすることに引き続き注力するZoomの姿勢を反映したものです。
変更されないものは次のとおりです。
・すべての機能
・料金とプランの詳細
・貴社において現在利用されているすべての機能へのアクセス
8月18日以降、アカウント、請求書、製品インターフェースには、「Sessions」ではなく「Webinarsプラス」と表示されます。Eventsポータルは「Zoom WebinarsとEvents」に変更され、このポータルでウェビナーの設定もできることが明確化されます。
お客様側では何もしていただく必要はありません。ご質問がありましたら、お気軽に担当のアカウントマネージャーまでお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
Zoomチーム

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Zoomウェビナーの基本構造
Zoomのウェビナープランは、Zoom Workplace Proプラン以上が前提で、必要に応じてアドオン形式で追加できます。
Zoomウェビナー系プランは、Zoom Workplace Pro以上(月額約2,000円〜)の有償プランに加え、各アドオンが加算される形式です。すなわち、基本契約+各プランの追加費用が必要になります。
また、普段からウェビナーを実施されている方にとって分かりやすくお伝えすると、「Zoom Sessions」より上のプランが、疑似ライブ配信が可能になります。
3つのプラン詳細比較
Zoom Webinar(基本プラン)
「Zoom Webinar」は、基本的要件を満たすウェビナー配信向けで、低コストで利用可能です。
料金
月額11,850円程度で利用可能です。
主な機能
- 基本的なウェビナー配信
- 録画保存機能
- Chat・Q&A機能
- 参加者の管理操作
- アンケート(Polling)機能
- イベント登録ページを作成
- 視聴者分析
制限されること
- 疑似ライブ(擬似配信)対応なし
- 外部動画の事前アップロード不可
- 高度な配信演出は不可
こんな人におすすめ
リアルタイム配信主体で、低予算でウェビナーを開催したい初心者向け。
Zoom Sessions(中級プラン)
「Zoom Sessions」は、録画再生や配信効率化が可能な疑似ライブ機能を備え、運用を自動化できます。
料金
月額14,850円程度です。
主な機能
Zoom Webinarの全機能に加えて、
- 疑似ライブ配信(事前録画→自動配信)
- 外部動画アップロード(条件あり)
- Backstage機能で配信前リハーサル
- ライブ⇄疑似ライブの任意切替
疑似ライブ配信とは
事前に録画した動画をあたかも「ライブ配信」のように配信し、自動開始・終了。運用者が不在でも実施可能です。
疑似ライブ配信の詳細は、「擬似ライブ配信とは?他の配信形式との違いやメリット・デメリット、Zoomの設定方法まで解説」をご覧ください。
こんな人におすすめ
録画活用でウェビナーを実施したい方、複数日配信・編集済み動画利用をしたい方、工数削減を目指す中級運営者に最適です。
Zoom Events(上級プラン)
「Zoom Events」はマルチセッションや大規模な複雑運営に対応できる、総合イベント運営向けプランです。
料金
月額22,350円程度(100名規模)で、より大規模にはZoom Eventsの参加者数に応じた課金プラン(Pay‑Per‑Attendeeモデル)も対応です。
参照:Zoom Events(出席者別の従量課金制)プランの利用
主な機能
Sessionsの全機能に加え、
- イベント管理強化(複数同時セッション)
- 高度な参加者管理・チケット販売機能
- イベントハブ・スポンサー展示などの仮想会場整備
こんな人におすすめ
大規模イベント、展示会、カンファレンスなどで複数トラック・スポンサー連携を行う運営向きです。
詳細な機能につきましては、こちらのZoomプランと料金をご確認ください。
3.4 プラン選択のポイント
疑似ライブ配信の必要有無、運営工数の削減、予算との兼ね合いを見極めることが重要です。
- リアルタイム配信で低コスト:Zoom Webinar
- 録画を活用した配信自動化が必要:Zoom Sessions
- マルチセッション・イベント運営:Zoom Events
便利な機能・活用テクニック
複数日配信の設定方法
ウェビナーの「定期的なウェビナー」を活用し、同一URLで複数回開催ができます。
複数日開催をする事で、集客数が1日開催と比較して1.1~1.3倍ほど増えます。また、同一URLで実施できるため案内の手間も省けるのも利点です。
競合排除の方法
「特定のドメインのユーザーがミーティングやウェビナーに参加できないようにする」をONにすれば、特定のドメインを排除できます。以下にその手順を記載いたします。
「設定」→「ミーティング」→「特定のドメインのユーザーがミーティングやウェビナーに参加できないようにする」をON。
録画動画カット機能
疑似ライブ配信をする場合、冒頭や最後の必要のない部分をカットする事ができます。「レコーディングと文字起こし」から、該当のウェビナーをクリック。ハサミマークからカットが可能です。
海外登録の制限方法
国別アクセス制限機能を使えば、国単位で登録者の制限が可能です。
Zoomの国別アクセス制限機能を設定することで、海外からの不要な登録を防止できます。管理画面で許可国・拒否国のリスト設定が可能です。
ウェビナー設定時、「オプション」→「特定の国/地域からのユーザーのエントリを承認またはブロックする」をチェックし、国を指定。
まとめ
- Zoom Webinar:初心者向け、低コストでリアルタイム配信中心。
- Zoom Sessions:配信自動化・編集済み動画使用により効率化を重視する方へ。
- Zoom Events:大規模・複雑運営に対応する総合イベントプラットフォーム。
各プランの料金は変動する可能性があります。最新情報はZoom公式サイトを必ずご確認ください。
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